楽しんぼ♪はこうして生まれた
次郎長がなぜ、一徹か?
奴は、トンでもない根性好きなのであった・・・
当時、スポ根全盛時代。
部屋の本棚は、ほぼスポ根マンガで埋めつくされていた・・・
もちろん『巨人の星』も!(あ、それとなく新・巨人の星もあったな)
スポ根マンガに、ヒロインが登場するシーンでは、本気で怒っていた。
「なんじゃ、このオンナはっ!邪魔だっ、どけっ」
そんな訳で、すっかりスパルタ教育に目覚めてしまった・・・
全く何を考えたか、毎日の訓練メニューというものがあった・・・
根性を鍛える目的らしい・・・
(絶対に本人は忘れているに違いない・・・)
その中に、うさぎ跳び(当時、根性と言えばコレ!)があった。
一体なぜ、私がうさぎ跳びをやらなければいけないのだろう?
全く意味がない。
根性鍛えて、どうしろというのか????
私は、極度の運動オンチ。
オリンピックだって、野球選手だって、全く関係ないのにっ!
しかし、次郎長は常に本気。
とてもじゃないが・・・「嫌です」とは言えない。
いやいや、しぶしぶ、うさぎ跳びをする私。
「なんだ、その顔は。もっと真剣にやれっ!」
監視だけはスルドイから、手抜きもできない・・・
あまりの理不尽さに耐えかねて・・・
後にも先にも、たった一度だけ、逆らったことがある。
「いやだ。何でそんな事しなくちゃならないの。」
・・・・・・(ー_ーメ
ヒィィィィィ(゚∀゚;ノ)ノ
あの時の次郎長の顔・・・
一生忘れないかも・・・
その後、一週間、口をきいてもらえなかった。
次郎長以外に、家では、話す相手もいない私。
これは・・・もう地獄以外の何ものでもない。
次郎長の方は、全く平気。
このままでは、今後一年でも、一生でも、口をきいてもらえそうにない・・・
私は・・・私の運命を悟った・・・
(この人に逆らっては、私の人生はないのだ・・・)
一週間後、屈辱の謝罪は行われ、あっぱれ?(いや哀れ)
はち∞は奴隷の座に返り咲いた・・・
家だけではなかった。
学校でも、こうやって子分を作っては脅していた・・・
同士の皆さん、本当にごめんなさい。
とりあえず、後ろから攻撃もせず、よくぞ耐えてくださいました・・・
今の次郎長なら、多少、言葉というものが通じます。
同窓会などでお会いになる時には、
恨み言の一つも、言ってみてはいかがですか?
あ、後の責任は負えませんが・・・
(次ページへつづく 上記参照)